わーままタイムズ(仮)

出産、授乳期のことなどをメインに、5歳児と7歳児との暮らしのことなど。

【レビュー】人魚の眠る家

映画の原作だとしり、すぐに手配して読んでみました。東野圭吾さんの本は過去に読んだ経験からすると、人が死ぬことが多く、とても暗いです。暗ければ暗いほど面白いのですが、鬱になる危うさもあります。(私だけでしょうか…)

人魚の眠る家』は人は死にますが、それはさほど悲しくはなく、死に至るまでの経過が辛かったり、関わりをもつ人たちに次第に生じる違和感というか、矛盾と言うか、よくわかりませんが、お母さんの気持ちを汲んだ結果、周りの人、特に子供が苦しむ姿が辛すぎました。

脳死した人と介護する人にまつわるマンガを読んだことがあります。とてもリアルで、切なくてむなしくて辛い思いをしました。介護の現場は壮絶、という印象です。

脳死とは、移植を待つ人のためにある制度』という描写(だったかな?)がとても衝撃的でした。心臓も脳みそもどちらも大事、一瞬の事故が大惨事になる。幼い子供を育てる親なのもあり、死の判断が心臓ベースか脳ベースかというよりも、まず事故を未然に防ごう、と思いました。幼いうちは子供から目を離しちゃいけないな…と改めて教えてもらいました。きっと本の主テーマからそれていると思いますが…

個人的な感想で恐縮ですm(_ _)m