わーままタイムズ(仮)

出産、授乳期のことなどをメインに、5歳児と7歳児との暮らしのことなど。

息子の進級前に思うこと

先日のスーパームーンを見逃しました。
2日後の月もとても大きくてきれいでした。
息子に向かって「見てごらん、月が大きいねぇ」と声をかけると「光って大きく見えるだけ!」と言われました。大きく見えるには理由があるのだけど詳しく知らないし適当なことは言えないので「そうだねぇ、大きくみえるねぇ」と返して話は終わりました。いつかまた息子と一緒に大きな月を見上げたいものです。

来年度から息子が3〜5歳児の混合クラスに進級します。2月半ばから移行期に入り新クラスで生活するようになります。親としては「うちの子もいよいよだな〜」と成長を喜んでいました。そしてその説明会に行ってきたときのこと。親としては、新しいクラスのこと、ルールや持ち物のことなどの重要事項を聞き漏らすまいと緊張していました。ところが、今の担任の先生が今の子どもたちのことやこれからお兄ちゃんお姉ちゃんたちと同じお部屋で過ごすようになること、自分たちもお兄ちゃんやお姉ちゃんになれることをとても楽しみにしていること、この一年で出来ることがたくさん増えたことを話すうちに涙で喉をつまらせる場面がありました。感情豊かで誰よりも子どもたちと接することが好きな気持ちがにじみ出てるような先生で、同年齢クラスから異年齢クラスに上がるこの時期は寂しい気持ちを抱く担任の先生は毎年多いそうです。寂しい気持ちなんて微塵もなかった私でしたが、先生の涙する姿を見てハッとしました。毎日がドタバタで落ち着きのない息子に対して「早く落ち着いてくれーい!」と感じながら、早く成長して、早く、早く‥と思い過ごす中で忘れていた気持ちを思い出すような、我に返るようなそんな一コマでした。先生、ありがとう。

大人にとって一年は四季が移ろい、単調な毎日であってもあっという間に過ぎていきます。一方、子どもたちが感じる時間スピードはとてもゆっくりしています。毎日ドタバタと時間に追われる生活をしているとどうしても子供の成長に気づけない時があります。家での時間や保育園に着いてからの準備の時間をさっさと終わらせるのではなく、きちんと向き合って丁寧に過ごしたい、そう思いました。日中働いていると、帰宅後は食事、お風呂、家事をして寝かしつけて、うっかり一緒に寝たら朝はまた食事、保育園の荷物の準備、着替え、歯磨き、検温、自分の準備‥とすることがたくさんあってもはや作業です。嫌がる子供のお世話なんてもはや仕事気分です。子供と遊ぶ時間はなかなか作れません。後回しにするのが嫌だから皿洗いや洗濯も子供が起きている時間にします。それをしていると子供と遊ぶ時間が削られていくわけです。誰しも一度きりのキラキラした幼少時期に親として付き合えるよう、見守れるよう、たくさんの感動を見逃して自分が後悔しない為に、子供と一緒に今を楽しむ工夫をしなくては‥と思いました。