育児と家事と趣味と読書(仮)

読んだ本を感想とともに紹介します。その他出産育児の経験談など。

『置かれた場所で咲きなさい』レビュー

タイトルから内容が気になりました。生きる上でのヒントが得られるかと思い読んでみたところ、キリスト系の大学の学長をされている方の教えをいただくことができ、励まされました。いくつか抜粋して、感想と共に内容を紹介します。

 

—自分が期待した微笑みがもらえなかったとき、不愉快になってはいけない。むしろ、あなたの方から相手に微笑みかけなさい。微笑むことのできない相手こそ、あなたからのそれを本当に必要としている人なのだから―

感想:「いつも笑顔でいられる人はどこかで裏の顔があるに違いない、、、」とか、「心がとても強い人なんだ、だからいつも笑っていられるんだ、、、」または「いつも楽しそうなあの人だからできるんだ、、、」と納得しようとしていた私。私自身、いつもは笑っていません。プライベートでは子供がいるおかげで比較的笑っていますが、仕事中は笑えていません。作り笑顔も不自然だと思います。いつも笑っている感じのいい人をみると、自分を肯定するためにそう考えて自分を納得させていました。でも、この項を読んで考え方が変わりました。自分が微笑むことができない時、例えば初対面の人の前だったり警戒心が強い時なんかは、相手に微笑んでもらうとふっと緊張の糸が緩み、安心します。初対面の人からも微笑んでほしいものです。本当は人を信じていたいからです。人を疑うなんてしたくないから。でも、自分を傷つけないために、危なっかしい(傷つけられそうな、意地悪を言いそうな)人を前にすると赤信号が点滅し、笑えなくなるのです。でもこの本は、そういう人にこそ微笑みかけなさいとおっしゃっているのでしょうね。そして微笑み返されなくてもがっかりしないこと。…難しい…

 

—わが身をつねって人の痛さを知れ 「人を抓ってはいけない」と禁止の言葉で教えるのではなく、まず自分自身を抓って、抓られた痛みが分かる人になりなさいー

感想:自分の子育てにこういう言葉を使いたい。禁止の言葉で教えるのは簡単だけど、子供の心に響いてないな~というのは常に感じていました。実感が伴ってないから。「人を〇〇する前にまず自分を〇〇してみて、〇〇された痛みがわかる人になりなさい」と言えるようになりたい。

 

—何もできなくなってもいい、ただ笑顔でいてくださいね—

感想:年を重ねるにつれできないことが増えていく感じ、まだわかりませんが、親に言ってあげたい。

 

—命を大切に。そんなことを何千何万回言われるより「あなたが大切だ」誰かにそう言ってもらえるだけで生きていける—

感想:私も家族に、特に子供たちに言ってあげたいと思いました。私が親から言ってもらったことはなく、やはり大切にされてる実感が乏しかったので。思っているだけじゃだめ、きちんと言葉にしなくっちゃ。

 

—私たちの一生は「迷い」の連続。迷うことができるのも一つの恵み—

感想:次々と迷いが生じて人に相談し「いつも悩んでるね~」とあっけらかんと言われ、内心傷ついていた私は実は間違っていなかった!と思えました。

 

—挨拶は「あなたは大切な人」と伝える最良の手段 目立たない仕事をしている人への挨拶を忘れてはいけない。私たちはお互いに「おかげさま」で生きているのだから—

感想:目立つ人には意識がいき目立たない人は気づきにくい。でも、みんながいるから組織が回っているということを忘れてはいけない。「あなたがいてくれるから」という思いを挨拶で伝えられたら、と思う。私は必要とされていない、と感じることほど悲しいことはない。

 

—「人格」である限りあなたと相手は違います、違っていていいのです。空いてもあなたと同じ考えを持たないで当たり前。同じ経験をした人に「私も同じだからわかるわ」と安易に言わないように。あなたとその人では悲しみは決して同じではない。共通するところもあるけども分かり切れないところもある—

感想:ライフイベントを迎えるたびに、私が抱く悩みを分かち合える人はなかなかいないなぁと感じる。同じ働くママでも考え方や取り巻く状況が違えば共感を得られなかったりアドバイスをもらえず打ち明けただけで終わることがあり、虚しい感覚を覚えることが多々ある。ひとりぼっちの感覚。でも、人はみな違って当たり前なのだと思えば納得できる。同じ働くママでも自分と全く同じ人はいない。誰かの不幸に同じ経験をした自分が「わかるわかる」と共感してみせても、すべてをわかっているわけではない白々しさが自分の中に残る。私と相手は違う、違っていていい。生きるのがちょっと楽になった。「人は人、自分は自分」というのが今になってわかり始めた。

 

置かれた場所で咲きなさい

置かれた場所で咲きなさい